
「小さなホテル セラヴィ」に泊まってきたよ!
ルームキーからステンドグラスまで、
小物ひとつひとつが宝物みたいな宿だったの!
荒川の清流と岩畳で知られる、埼玉県・秩父の長瀞。その山里にひっそりと建つのが、今回訪れた「小さなホテル セラヴィ」です。全5室という規模のとおり、料理も、しつらえも、流れる時間そのものも、落ち着いたトーンで統一されたオーベルジュでした。
特筆すべきは、目に入る小物のひとつひとつが可愛いということ。ルームキーも、扉のステンドグラスも、部屋に置かれた万華鏡も、すべてが「見つけて楽しい」宿でした。

宿泊の概要
- 所在地: 〒369-1312 埼玉県秩父郡長瀞町井戸419-1
- 宿泊日: 2023年3月 (1泊)
- プラン: 【新春セール】イチローズモルト1杯付♪創業当初からのこだわりを受け継ぎ40年♪
- お部屋: Troom 露天風呂&バルコニー付2部屋タイプ(ツイン・禁煙)
- 支払金額: 82,650円(クーポン割引 4,132円を利用)
日本を代表するジャパニーズウイスキー「イチローズモルト」が1杯付いてくるプランでした。到着してひと息つく最初の一杯としては、これ以上ない贅沢です。
アンティークな客室と万華鏡
今回泊まった「Troom」は、露天風呂とバルコニーが付いた2部屋タイプ。

室内はアンティークな雰囲気でまとめられ、ソファひとつをとっても趣があります。そして客室にも万華鏡が置かれていました。覗くたびに違う模様が現れる、時間を忘れる小物です。
さらにアロマランプの貸し出しもあり、灯りと香りを整えて、ただのんびりする——という時間の使い方ができます。何かをしに行く宿ではなく、何もしないために行く宿でした。


客室の家具の上にも、ステンドグラスをあしらった小物がさりげなく置かれていました。館内を探すだけでなく、自分の部屋の中にも発見があるのが嬉しいところです。
食事:シェフが直接説明してくれる、野の恵みの会席
オーベルジュを名乗るだけあって、食事は滞在の中心です。朝夕合わせて65〜80種類もの「野の恵み・山の恵み」が使われているとのこと。数字だけ見ると圧倒されますが、実際に出てくるのは一皿ずつ丁寧に組み立てられた会席でした。

そして特別だったのが、シェフが各皿を直接説明しに来てくれること。どの食材をどう扱ったのかを聞いてから口に運ぶと、同じ一皿でも味わい方がまったく変わります。もちろん、説明抜きでも純粋にとても美味しい料理でした。

朝食も品数豊富な和定食で、夜とはまた違う顔の「野の恵み」を楽しめました。前日の贅沢な会席とのギャップも含めて、朝までしっかり満足できる内容です。
お風呂:ブラックシリカを使った2つの湯
セラヴィのお風呂には、北海道産の天然鉱石ブラックシリカが使われています。マイナスイオンが豊富に放出され、自律神経や呼吸機能を整える効果があるといわれているそうです。今回は客室の露天風呂と、貸切の大露天風呂の両方を楽しみました。
客室露天風呂

画像出典: 小さなホテル セラヴィ公式サイト
今回の部屋には露天風呂が付いていたので、時間を気にせず好きなときに入れたのが最高でした。椅子が2つ置かれているので、風呂上がりに二人でまったり涼むこともできます。山里の静けさの中、外の空気を感じながら湯に浸かる時間は、この宿の「何もしない贅沢」そのものです。
貸切大露天風呂

画像出典: 小さなホテル セラヴィ公式サイト
宿泊者が予約制で貸切利用できる大露天風呂にも入りました。とにかく広く、今まで泊まった宿の中で一番のんびりできる大きさです。館内の体を洗える設備もこちらに備わっているので、部屋で体を洗ってから移動する、といった手間がないのも便利なポイントでした。
バードコールにもなる漆塗りのルームキー
チェックインで手渡されたルームキーで、まず心をつかまれました。
漆塗りの上に金蒔絵でお部屋のナンバーが入っているという、それだけでも十分に美しい一品なのですが、驚いたのはこれがバードコール(振ると鳥の鳴き声のような音が鳴る道具)になっていること。

ただの鍵ではなく、持っているだけで楽しい「持ち物」になっている。この宿の姿勢が最初の1分で伝わってくる、見事な演出でした。
よくある質問
どこにある?
埼玉県秩父郡長瀞町井戸419-1にあります。荒川の清流と岩畳で知られる長瀞の山里に位置しています。
どんな宿?
全5室(C room / E room / S room / T room / La room)の小さなオーベルジュです。朝夕合わせて65〜80種類の野菜を使った会席料理と、ステンドグラスやアンティーク家具に彩られた大人向けの落ち着いた雰囲気が特徴です。
露天風呂付きの部屋はある?
あります。今回宿泊した「Troom」は露天風呂とバルコニーが付いた2部屋タイプ(ツイン)でした。
お風呂の特徴は?
北海道産の天然鉱石「ブラックシリカ」を使ったお湯です。
食事はどんな内容?
シェフが一皿ごとに食材や調理法を説明してくれる会席料理です。特別感があり、味も含めて滞在のハイライトになります。
まとめ
「小さなホテル セラヴィ」は、大きな仕掛けで驚かせる宿ではありません。ルームキー、客室のステンドグラス、部屋の万華鏡——小さなものが積み重なって、気づけば滞在全体が特別なものになっている、そういう宿です。
騒がしくない場所で、美味しいものを食べて、ゆっくり湯に浸かって、何もしない。大人の時間を過ごしたい人にこそおすすめしたい一軒でした。
